素材などカジュアルシャツの要素って？タオルに使用されるパイル生地のシャツがおすすめ

◆生地・素材

ドレスシャツの場合はシルクや綿、ポリエステル混といった素材が多いです。生地は光沢があるものが多く、オックスフォードの平織、一部綾織などが主流です。

カジュアルシャツの場合はパイル地やリネン、ニットなどの素材が使われることが多いでしょう。パイル地はタオルに使われる生地で、吸水性に優れていることや肌触りがやわらかいことが特徴です。リネンは吸水性と撥水性に優れており、暑い夏にも涼しく着ることができます。

また、これらの素材を平織や綾織で仕上げるのではなく、デニムやダンガリー、フランネル、シャンブレー、鹿の子などに織られているというのもカジュアルシャツの特徴です。

◆柄と色

ドレスシャツは柄や色についてもシンプルな傾向にあります。柄はまったくの無地かピンストライプのものが多いです。これに対し、生地に柄が入っていたりストライプの幅が広くなったりすると、よりカジュアルな仕上がりになっていきます。また、色についてもドレスシャツは、白や薄いブルーなど淡い色合いのものが一般的です。色が濃いもののほうが、よりカジュアル要素が強くなるでしょう。

◆衿

衿の形状にもそれぞれの特徴があります。ドレスシャツではネクタイをするため、自然な仕上がりに見えるようカラーキーパーが入っていたり、衿高が4～4.5cmとネクタイの分だけ余裕をもって作られていたりします。カジュアルシャツの場合は、衿が柔らかく、小さめに作られているものが多いです。

◆裾

ドレスシャツは基本的にタックイン（パンツイン）をして着るため、シャツがはみ出してこないよう裾が長めに作られています。一方、カジュアルシャツの場合は、裾が短めに作られていたり、水平に揃えられていたりという傾向があります。

◆ボタン

ドレスシャツの多くは、貝やプラスチックでできた白いボタンが使われています。一方カジュアルシャツになると、色や形がオシャレなデザインのボタンが使われることも多いです。また、カジュアルシャツはボタンのかがり糸にあえて目立つ色が使用されているのもポイントです。

◆袖の長さ

ドレスシャツは、立って手を垂直に下したとき、手首の突出した骨の部分から指2本分ほどの位置に袖がくるのが理想的です。したがって、ドレスシャツは長袖を前提に作られているものが多く、半袖や七分袖のものはカジュアルシャツといってよいでしょう。

このように、複数の要素を組み合わせることで、ドレスシャツをカジュアルダウンすることができます。カジュアルシャツのポイントをしっかりとおさえて、ドレスシャツとの使いわけをしていきましょう。

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